僕が最初に洋楽を聴くきっかけになったのはワムの「フリーダム」
夕方洋楽のミュージックビデオが流れるテレビ
マドンナの「ライク・ア・ヴァージョン」
デュラン・デュランの「ザ・ワイルド・ボーイズ」
カルチャー・クラブ「戦争のうた」
これまで聴いたこともない洋楽に心躍らした日々
そんな13歳になったばかりの僕が作ったプレイリスト
1.Do They Know It's Christmas / Band Aid
12月24日夜、好きな女の子の家へ。
クリスマスプレゼントを渡すのが目的。
中2男子テニス部とか偽って、白い手袋をポストへ。
新学期。
好きな子が白い手袋をして来た。
僕が贈った手袋だったかどうかは定かではなかったんだけど、
なんかドキドキした。
2. Freedom/Wham!
「フリーダムに違うバージョンあるん知っとう?」
「カセットテープはやっぱりマクセルUDⅡやな」
競うように音楽知識をひけらかしていたクラスメイトたち。
少し歳を重ねてから聞くラジオ。
話題はジョージ・マイケル。
「ジョージ・マイケルは幼馴染もアンドリューと一緒だったからこそ、『フリーダム』や『ウキウキ・ウエイク・ミー・アップ』などの陽気な曲を描いたんだと思いますよ」 ディクジョッキーがしゃべっていたのが、なぜだか今でも忘れられない。
3.The Neverending Story/ Limahl
家族で外出。
部屋に帰ってラジオをつけた瞬間、
「ネバーエンディング・ストーリー」が流れて来て
「すげえ!」と笑った。
「さっきラジオつけたら、俺の好きな曲が丁度流れて来てん!」
曲が終わった後、
興奮気味に母親に伝えたんだけど、
なんでこんなこと覚えてるんだろう?
4. all i need is everything/aztec camera
明るい土曜日の午後。
テニスコートの好きな子を横目に家へ。
昼ご飯を食べても、まだまだ時間は残されている。
何をしよう?
ワクワクしながら見る空。
楽しみしか待ってない気がする。
そんな時、ラジオから流れて来たこの曲。
5.This Is Mine/Heaven17
13歳の僕がカセットテープにエアチェックして好きだった曲。
しかし、曲名とアーティスト名の記載なし。
以来三十七年間、誰の何の曲か分からないままオッサンに。
かなりの音楽を聴いて来たはずだが全然分からない。
それこそ探偵ナイトスクープに依頼しようかと思ったほど。
一週間前。
ユーチューブで、サビのフレーズ「ディス・イズ・マイン」と入れたら出て来た。
便利な時代になったものだが、なんだかあっけなかった。
6. The Riddle/Nik Kershaw
民族的な下地があるような独特な曲やったんやなと振り返る。
中一の時しか聴いてないから、中一の時しか思い出さない。
7.涙でブレイクアウェイ G.I.オレンジ
なぜか日本だけで
アイドル的人気を誇っていた英国のバンド。
友達とバカにしてたんだけど、
実はこの曲好きだった。
8.That Was Yesterday/Foreigner
中一の冬。
イメージは、
透明な深いブルー。
キン肉マンが
鷹の超人やビデオカメラの超人に苦戦していた頃。
まさかこの曲のこの人が、
こんな力強いタンバリンを叩いていたなんて――。
9.Some Things Are Better Left Unsaid/Daryl Hall & John Oates
ホール&ウォーツの中で
唯一好きだった曲。
彼らはラジオでやたらと「モダン」と言われていたが、
「モダン」の意味がいまいち分かっておらず、
もたくさい印象を持った。
10. Easy Lover/Phil Collins
中一の冬。
この曲がラジオからやたらと流れていてウンザリしてた。
正直、何が良いかさっぱり分からない。
大人になって聴いたら、
思いの外良かったのでびっくり。
13歳の僕には
ソウルがまったく理解できなかったのだ。
11.No More Lonely Nights/Pul McCartney
ビートルズの何たるやはまったく知らなかったけど、
ポールのこの曲は好きだった。
ポールは、
僕にとってのビートルズの入り口。
12. Valotte/Julian Lennon
ビートルズの何たるやはまったく知らなかったけど、
ジョンの息子のこの曲は好きだった。
特別な名曲だと思っていたが、
まさかこの曲が入っているファーストアルバムが
キャリア最大のヒットになるとは。
13Purple Rain/Prince
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